腹十六分目
何よりも米を愛すおいらが思いつくまま書き綴るメニュー。今宵は何を料理する?
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ただ、生きるのみ。
頭がいいとか悪いとか
夢があるとか無いとか
前向きだとか落ち込み屋だとか
友達が多いとか少ないとか
器がでかいとか小さいとか
趣味人だとか出不精だとか

そんなことに縛られるのは
小さいチイサイ。

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現在、地球上には3000万種近くの生物が存在している。
でも、その何百万倍、何千万倍もの生物が
生まれては消えていった。
地球の歴史は、絶滅の歴史ともいえる。

人類も例外じゃない。
荒ぶる父、地球に翻弄されながら、
誕生と進化と絶滅を繰り返した。

そして、最後に登場したのが
我々ホモ・サピエンスだった。

人類が地球上に登場したのは400万年前ごろ。
ここでイメージするのは、
猿が木からおりて、だんだん人間になっていく様子。
教科書に書いてあったよね。
でも違うんだ。
進化の道は、一本道じゃなかったみたいだよ。
枝のように、いくつもの種があらわれ、繁栄し、絶滅していった。

さまざまな外見、性質をもつヒトが、
同時代に共存していたというわけ。
その数は、わかっているだけで20種。
そうした種が絶滅していくなかで、
我々―ホモ属・サピエンス種だけが生き残った。

200万年前にさかのぼろう。
場所は、人類発祥の地アフリカ。
ここに、2種類のヒト科の種が
共存していたことがわかっている。

一つはホモ・エルガステル。
身長170cmほどのスリム体型。
もう一つはパラントロプス・ロブトス
身長150cmほどで、毛むくじゃら。
筋肉質なずんぐりむっくり体型に、まん丸なお顔。

ホモ・エルガステルは、
肉食獣の食べ残しを頂戴していたようだ。
非常に不安定な食べ物だよね。
だからめっちゃ歩いたらしい。
それで、スリミィーな体型となったってわけ。

パラントロプス・ロブトスは、
植物の根をバリバリ噛み砕いて食べてた。
これは、どんなに大地が乾燥しても
手に入れることのできる安定した食糧。
でも球根は硬いのが難点。
だから顔の筋肉を発達させた。
噛む力は現代人の3倍。だから丸顔。

一見パラントロプス・ロブトスの方が、
効率よさそうだけど、
生き残ったのはホモ・エルガステルの方だった。
なんでだろ?
滅んだ理由は解っていない。

一説には、肉という高カロリーの食事が、
脳を大型化させ、ホモ・エルガステル以降の種を
さらなる進化に導いたという。

そして、哀しきネアンタール人のお話。
3万年前に絶滅した、最後の分かれ種。
我らホモ・サピエンスと同時代を歩んできた仲間。
でも絶滅しちゃった。

1万年前に終了した最後の氷河期。
この時、ネアンデルタール人は、
ヨーロッパで繁栄を極めていた。
最大で50万人ほどいたらしい。

ネアンデルタール人は、現在の我々と比べても、
さほど変らない人たちなんだって。
脳の容量はほぼ同じだし、
石器作りの名人だったらしく、手先も器用。
ある学者がこう言ったそうだ。
「もし、ネアンタール人が電車に乗っていても、
誰も変だとは思わないだろう。」

私たちにそっくりだった、ネアンタール人さんたち。
何故我々が生き延びたのだろう。

絶滅の重要ポイントとして、喉仏の位置が挙げられる。
喉仏の裏には声帯があり、
音を共鳴させる気道につながっている。
喉仏の位置が低いと、その分気道が長いから音が共鳴しやすい。
逆に短いと、震える部分が短いため、
発する音が制限されてしまう。

ネアンタール人の喉仏は、我々現存人類より高い位置にあった。
だから彼らは、「ア・エ・ウ」
といった、母音の発音が苦手だったらしい。
これでは、言葉による高度なコミュニケーションがとれない。

一方、言葉を手にしたホモ・サピエンス。
これは、経験を次の世代に語り継ぐことが
できるようになったことを意味する。

生物は失敗を繰り返す。
そこで、失敗しないように何らかの器官が発達。
これをDNAレベルでやってると、途方もない時間がかかる。
でも、言葉を用いることによって、進化は急激にスピードを増す。

例えば、狩で失敗しないために、
どの時期に何の動物が、どこから移動してくるか、
といった情報を仲間に伝え、集団で狩りをすることができた。
うまくいかない時は、その原因を語りあった。
その経験を聞いた子供たちは、成長してもっとうまくやる。
こうして、いろんな情報が親から子へ、子から孫へ、
あるいは友達へ、伝承されていった。

そして人類は、只今も大繁栄中。
進化のバトンは、私たちが受け継いだ。
地球が宇宙の塵となるその日まで、進化は続く。
絶滅していった、19種の仲間たちの想いを背負って。

生物の命はかけがえのないものなんだね。
とはいえ、
「命は地球より重い」
は嘘。
命は不平等。
偶然と必然の連続。

だからこそ、
ただ「生きてる」だけでも凄いこと。
大いに泣き、大いに笑おうぞ。
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コメント
この記事へのコメント
最近はずいぶんサイエンスだねー(笑)

人類ってそんなにいっぱい居たとは知らなかったよ。もちろんネアンデルタール人とかメジャーなあたりは知ってるけどさ。

まあ、たまたま我々が生き残ってるわけだけど、途中で混血とか起こってないのかな?
日本人の中でも「こいつホントに同じ人種か?」ってくらい違う人っているでしょ。
持ってる遺伝子の現れ方が違うから、世界中の人類って、それぞれ異なる姿形をしてるかもしれませんね。
2005/04/16
(土) 16:30:36 | URL | chikuden #-[ 編集]
ホント好きだねぇ、サピエンス系(笑)。
君のブログは面白い上に勉強になりますな。

関係ないですが、土日に寝過ぎてちっとも眠れません。。
ふー、おかしくない、おかしくない。
2005/04/18
(月) 02:16:55 | URL | みやせい #-[ 編集]
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