腹十六分目
何よりも米を愛すおいらが思いつくまま書き綴るメニュー。今宵は何を料理する?
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今更旅コラムⅢ~残念なおばんざい記~
新緑の金閣
★新緑の金閣寺★

我輩はせっかちで、適量という感覚が欠如した生き物である。
だから、コース料理も懐石料理も窮屈極まりない。
まもっとも、どちらも正真正銘といえるような席に
まともについたことのある身分ではないが。
庶民に生まれてよかった。
そんな我輩だが、味覚オンチというわけでもない。
質より量とはいえ、残念なものを大量に食えば、
残念な気持ちで満たされる。

金閣寺の傍に、とある食事処がある。
看板には、
「絶品! 京料理バイキング」
「おばんざい食べ放題」
などとある。
食べ放題は魅力だが、土地勘のない場所で
1人1800円という値段は論外。
だから店を通りすぎ、いつものように
“安くてうまい店”を探していた。
ちなみにラーメン屋に入ることが多いのは
懐具合と胃袋の容積にジャストフィットするからだ。
普段なら乗のらない安易な誘い文句。
しかしこのときは、めぼしい店が見つからず、
腹が減りすぎ、おまけに疲れすぎていた。

再び、店の前へ。
三階建のしっかりした店構えで、
一階の大きなガラス窓からは、庭が眺められるようだ。
それで、なんとなく信用してしまった。
フラフラと入っていくと、前払いだって。
そこで疑問を感じりゃよかった。
だって、「こんなんに金出せるか!」って怒っても
後の祭りになるわけだから。

「お席は3階です」と言われ、エレベーターに乗ると、
赤いじゅうたんは汚れ、端はめくれている。
先にトイレに行っておこうと場所を問えば、2階だという。
個室に入ると、あまりの狭さに絶句。
おいおい、便座は空間に入りゃいいってもんじゃないぜ。
これでどうやって、フィニッシュの態勢を作れと?
ぼやきながら、顔面を壁にこすりつけてなんとかコトを済ます。

上に上がると、そこはスーパー銭湯の休憩所のような
ユル~イ雰囲気の漂う座敷だった。
靴箱に脱いだ靴を入れ、座敷に向かおうと下を見ると、
ホームセンターで買いましたね、てな短いすのこが置いてある。
とても“敷いて”いるとは言えないレイアウト。
汚れてるし、ずれてるし、おまけに間隔が開きすぎてるときた。

エレベーター、トイレ、すのこから発せられるシグナル。それは、
自分ら、やる気ないスから
である。
いや、大丈夫だ。おばんざいだ。食べ放題だ。
一口食べればきっと、快楽の園が待っている。
自分に言い聞かせ、気付かぬふりをして座敷に入ると、
壁沿いの座卓に並べられた料理を、窮屈そうに腰をかがめながら
盛り付けている相方の目が、死んでいた。
「皿がさ、足りないんだって」

おばんざい、つまり日常に食べる京風のお惣菜が中心だから
汁けのあるものが多い。
それらを取り分けるのに欠かせない
細かく仕切られた大きな角皿が足りないという。
しかたなく小皿で済ませたが、
膝をついて何度も取りに行くのは、えらく面倒である。
結局、我輩が食べている間に角皿は一度も、
厨房から出てくることはなかった。

でも、なんといっても一番残念だったのは、味である。
ビジネスホテルの朝食の方が、3倍うまい。
ひじきも切干大根も業務用感満載。
茶そばは茹でずに食べられる流水麺みたいな味がしたし
チラシ寿司は温かく、急いで作りましたねって感じ。
唯一ましだったのは、唐揚げとえび天とポテサラ。
もはやおばんざいの枠を超え、日本全国共通の人気総菜ではないか!
だから減りも尋常ではなく、補充しても補充してもなくなってゆく。
えび天にいたっては、しばらく天つゆすらなかったため
塩で食うのかと思ったほど。
こんな脱力系サービスを展開しているにもかかわらず、
GWで予想外の人が入り、厨房も収拾がつかなかったのだろう。

主力のおばんざいでは挽回できない哀しい現実。
そんな哀しきおばんざいを目一杯詰め込まれ
その日のエネルギー補給を完了させられた哀れな我が胃袋。
廊下から漏れ聞こえた従業員の
今、メチャメチャ揚げてるで。
という声が、深夜のサービスエリアでウトウト
しかけたときにもまだ響いていた。
まぢかよ!?と言いながら、バイトが冷凍の唐揚げやえび天を、
死に物狂いで揚げている様子を想像していたら、可笑しくなってきた。
う~む。おもろかったから許そう。

よっこいしょ
★おっ。唐揚げ補充されたらしい★

追記
家に戻ってから調べたところ、どうやらその店はもともと
修学旅行生向けに食事を出すところだったらしい。
ああ、それで…。合点がいきました。
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今更旅コラムⅡ
“GWに広島目指して車中泊”の第二弾だす。

深夜に出発し、午前中に京都に立ち寄った。
初めて銀閣寺に行くことに。
そういや中学の修学旅行で金閣寺に行った際、担任に
「先生、銀閣寺は行かないの?」と聞いたら
「銀閣寺はな、大人が行くところだ」
と言われ、妙に納得したものだ。
若かったコメ助も、すっかり腐った大人になりやした。
さ、行ってみましょ!

ところが、周辺の駐車場はどこも満車。
この状況は、銀閣寺だけでなく金閣寺もである。
幸いどちらも、少し歩いたところに停めることができた。
土地勘のない場所で狭い路地をぐるぐる回って
コインパーキングを見つけてくれた相方に感謝。

むしろ、少し歩いた方が街を体感できるからいい。
たとえば銀閣寺周辺には、
近隣の寺や神社を水路に沿って結んだ、
「哲学の道」と呼ばれる1.5kmほどの散策道がある。
桜や紅葉の時期は、さぞ華やぐことだろう。
けれど、黄色い山吹の花が水路に向かって垂れ下がる
新緑の季節もまた、よいものでした。

哲学の道

さて、銀閣寺に到着。
渋いねぇ。金閣寺より好きだなぁ。
けどさ、よぉく見ると、結構斬新なんだよね。
1階が書院風で、2階が唐様仏殿の様式だってさ。
噛み砕くと、1階が武家屋敷の元になったスタイルで
2階が中国伝来のスタイルって感じ?
そう言われて見れば、おもろい建物である。
だって、上と下でスタイルが違うんだぜ。
仮にさ、下が純和風で上がヨーロピア~ン
な家が近所にあったら
目をそらさずにはいられないぜ、きっと。

銀

続いて金閣寺へ。
金閣なんてもっとすごい。
だって、バラエティ豊かな3階建てだもの。
1階は、貴族のお屋敷スタイルで、
釣りでもいかが?的な、ちょいと張り出したバルコニー付き。
2階は貴族と武家スタイルのいいとこどりで
3階は中国のお寺風だってさ。
おまけに金ピカで、なんとも派手ですな。

金

さて、金閣寺を出ると、よい子はおやつの時間。
なのに、我々はろくに飯を食うておらん。
うまそうな店を見つける気力も萎えていたところに
飛び込んできたのが、
「京おばんざい食べ放題」という文字。
牛一頭食えそうなくらいに腹減ってるし、
なんとなく観光のツボを抑えている気にもなる。
で、足を踏み入れたのだが…。

というわけで、次回は残念なおばんざいのお話です。

石庭
★銀閣寺の石庭を取り囲むすっごい人の数。
 もはや癒しの空間ではない★
今更旅コラム

*駒ケ岳SAから南アルプスを望む*

さかのぼることGWのことでございます。
修学旅行は九州だった我輩。
広島行ったことありゃぁせん。
原爆ドーム見たい。
厳島神社拝みたい。
というわけで、
休日料金上限1000円廃止を目前に
広島目指して、無泊3日の旅に出発。

ひとっ風呂浴び、日付が変わって間もなく、家を出た。
圏央道から八王子JCTを経て
中央道に入ったのが午前2時前くらいだったか。
スロープを下りてゆくと、あれまビックリ、
合流地点に、赤いテールランプが列をなしている。
こんな時間に!
みんな考えることは一緒ってわけだ。
滞りはすぐに解消したものの、
車の数が多いことには変わりない。
しばらく走り、仮眠を取ろうと諏訪湖SAに入ったら、
駐車場が車で埋め尽くされて停められない!

50kmほど先の駒ヶ岳SAまで足を伸ばし、無事駐車。
やれやれ、よかったよかった。
シートを倒し、目を閉じてウツラウツラしていたら…。
ガチャッ
なんと、我輩の座る助手席のドアが開いた!
車上荒らしかと思い、体の芯が冷っとすくむ。
すると、若いオネエチャンの声。
あっ。すいません!
そのあと、近くに停まっていた
彼氏(?)の白いプリウスを見つけて入っていった。
おいおい、ウチの車と全然形が似てねーぞ。
色しか合ってねーじゃん。
と、つっこみをいれながら眠りについた。
鍵をしっかりかけたのは、言うまでもない。

目覚めると、朝を迎えたばかりの薄闇の彼方に
美しい山並みが。
長野県駒ヶ根市に位置しする駒ケ岳SAでは
雄大な南アルプスを望むことができるのだ。
新しい一日が、荘厳な山々を見て始まるとは。
う~ん素晴らしい。コーヒーも美味い。

やる気が出てきたので、運転をバトンタッチ。
中央から小牧JCTを経て名神に乗り入れる。
しばらくして相方にバトンタッチ。
やる気はどこへやら、ウトウト眠ってしまい、
目を開けると、渋滞に突入していた。
吹田のあたりだという。
まだ午前中ながら、このペースでは
今日中に広島に着くのはツライかも。
そうだ、京都に行こう。
と相成った。



というわけで、次回は銀閣&金閣をご紹介します。
テレッテッテッテテーテテーテーテー♪ 
by世界の車窓から
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