腹十六分目
何よりも米を愛すおいらが思いつくまま書き綴るメニュー。今宵は何を料理する?
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ボーゲンを信じろ!
ゲレンデ


ひと雨ごとに暖かさ増す春の最中になんですが、
スキーの話をさせてくだされ。
3月上旬、テニス仲間と福島県は裏磐梯、
グランデコスキー場に行ってきたのですよ。
いまだテニス合宿は実現してないんだけどね、
何故か、スキー合宿と相成りました。

相方と我輩は、古風にスキー。
他のメンバーは、イマドキなスノボ。
何故かって?
相方はともかく、我輩はもう
スキーしか体が許してくれないのさ。

スノボというオシャレスポーツを友人に習ったのは、
船橋にあった屋内スキー上ザウスが
間もなく閉館ってときだった。
多少なりとも何かを掴みかけ、天狗になった途端、
大クラッシュして腰を強打。
友人に抱えられ、場内から退散した。
周囲の目撃者が呆気にとられるほどの
飛びっぷりだったという。
星が見えたよ、ホント。(☆ 。☆)

腰に爆弾を抱えているもんでね、
クラッシュ厳禁なんです。
そこで、いくらコケても後方にブッ飛ばない
スキーを選択したというわけ。

念には念を。
カービングスキーをチョロッと試した経験はあるものの、
これはきちんとプロに見てもらうべ。
というわけで、スキー教室を受講。
メンバーが上級コースへと向かうリフトの真下で
小学校低学年のガキンチョ2人と一緒に
コケる練習から始めました。
こいつらがtoo shy shy boy & girlでね、
反応が薄い。元気がない。
我輩ひとりで「行きま~す!」
とかいって盛り上げてた。

こうして基本中の基本を2時間学んだ後、
いよいよ上へ!

グランデコの初心者コースは、かなり山の上から
驚くほどのなだらかさで降りてこれるため、
初心者に配慮したつくりが有り難い。
2日目のラスト滑走では、一人で一度もこけず、
降り切ることができました。

とはいっても、キュッキュとS字を描くなぞ皆無。
メンバーがオシャレに滑走するなか、
ただひたすら、V字のボーゲンスタイルで直滑降。
もうほとんど、修行。

スティックには頼るなとばかりに両脇に挟み、
ケツをチョイと落としたドスコイ下半身。
安定にもほどがあるぞ!
コーチに教わった通り、下は向かない。
常に前方を見つめながら、一人呟く。

いいか!下を向くな!
恐怖感が増すだけだ!何の得にもならんぞ!
前を見ろ!ホラ!ひたすら前を見つめるんだ!
スピードが怖いだ?
ボーゲンを信じろ!己を信じろ!
大丈夫!絶対に止まれる!

おまえならできる!!
オレナラデキル!!
おまえならやれる!!
オレナラヤレル!!

中級者には笑ってしまうくらい緩い斜面を
イタリアの種馬ロッキーバルモア並に自らを鼓舞し
埼玉のメス豚、コメ助疾走。
馬鹿のひとつ覚えのようにV字をキープするもんだから
腿っちの疲労感といったらそりゃあもう。
でも一番痛かったのは、足のひらだった。

横幅が広く、正方形みたいな足をしている我輩。
親指の付け根から小指の付け根にかけてが
ハードブーツに押しつけられ、数時間で悲鳴をあげた。
いつもの24.5ではなく、25に取り変えてみたものの
時すでに遅し。
激痛とスピードへの恐怖という
W感覚に耐えて滑る羽目になった。
次第に修行の様相を呈してきたのも、頷けるでしょ?

帰路につく直前、
メンバーみんなが休憩所に集結。
さあ、最後の滑りをしようか!
と盛り上がるなか、

「さて、いよいよ総決算だ。決着をつけるぞ。」

悲壮な決意を固めるヘタレひとり。

「完全に修行だな、こりゃ…。」

みんなに呆れられたコメ助でした。

足痛い

あ、あしが・・・。
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ごめんな、U3。
調律1


生まれて初めて、自分で調律をお願いした。
雪のちらつく、2月のことである。

今の住処は、「ピアノ可」という条件で決めた。
とはいえ“楽器の王様”ピアノである。
音がずば抜けてでかい。
決められた時間内で練習しているとはいえ、
弾いていると、いつか後ろから
サクッと殺られるんじゃないかと気が気でない。
あるいはミスタッチするたび、
切腹を迫られているようだ。

下手クソだから、というのもある。
けれど、世界の巨匠が弾いたとしても、
音が気に触る人はいるし、
クラシックに緊張してしまう人もいる。

しかも、部分練習ともなると、
本人すら気が狂いそうになるほどだから、
他人にはそりゃもう、騒音であろう。

そこで練習の大半は、ソフトペダルといって、
足元に3本あるうちの、真ん中のペダルを踏んで
コソッと練習していた。
踏むと、全体的にハンマーがずれ、
当たる弦の数が減るために、音が小さくなる仕組みである。
ところが、昨年秋ごろより調子が悪い。

足を離してもいいように、ペダルの左側には溝があるのだが、
そこにスライドして固定させると、全く効果がなくなってしまうのだ。
何度も何度も踏んで確かめて、ようやく響かなくなってから、
踏んだまま練習をしている始末。

こりゃ部品、資材の交換が必要かも。
あぁ、調律料金に加え、
どのくらい料金が跳ね上がってしまうのだろう。
そんな不安を抱きながら、ネットで見つけた
調律士さんに見積もりを取ってみた。
すると、調律料金だけで大丈夫でしょうとのこと。
料金も安かったので、お願いすることに。

うちのピアノは、ヤマハのU3G。
実家から持ってきた。
Uとはアップライトのこと。
縦型ピアノの中でも大きい部類で、重量もある。
ピアノ運送泣かせの奴なのだ。
実際、うちに運び入れる際、その重さ、でかさに加え、
玄関から入らず、裏に回ってサッシ窓から入れたため、
運送のあんちゃんは、
玄関前の植え込みの枝を折るほど苦労していた。

このU3G。調律士さん曰く、
とても質のいいピアノなんだって。
もう一回り小さいU1と合わせ、設計がうまくいった例だとか。
とはいえ、世界でもトップレベルの技術力を持つヤマハ。
どれをとっても、品質は安定しているんだそうだ。

これまで、小回りのきかぬ、愚鈍な奴と思ってた。
ごめんな、U3。
おまえ、凄いじゃん。

ソフトペダルは、調律開始直後に直ってしもた。
「はい、ソフトペダル直りましたよー」
コーヒーを淹れていた我輩。
「もうですか? はやっ!」
ちょいと緩んでいたネジを締めるくらいの作業らしい。

それからじっくり、3時間近くかけて、調律が始まった。
長年調律していなかったために
かなり低くなっていたピッチ。
ピアノ内部にあった調律記録票を見ると、
なんと、平成6年から調律していないことがわかった。
最後は、湿気を取るための乾燥剤を入れて終了。
食品に入れるシリカゲルの超巨大版みたいなやつで、
ピアノ専用。
ただ湿気を取るだけでなく、乾燥時には、逆に湿気を吐き出して
湿度を一定に保つ働きを持っている。

コーヒーブレイクしながら聞いた話。
ピアノの弦って、凄い力で引っ張られてるって知ってた?
1本につき80kgの張力がかかっており、それが230本。
「ダンプカーに砂利を満載したくらいの重さが、
ピアノにぶら下がっていると考えてください。」
とのこと。
ひゃあ。(゚o゚)

「かなりピッチを上げたので、
 (ピアノ自身が)びっくりすると思います。
 本当に馴染むまでは時間がかかりますよ。」

「どのくらいかかりますか?」

「ピアノは我々と違い、
 ゆったりしたペースで生きているんです。
 調律されたと気づくのに、半年くらい。
 完全に馴染むまでに、3年はかかるでしょうか。
 もちろん、普通に音は鳴りますよ。
 厳密に言えば、です。」

でかい。器、でかすぎるぞ。
このあくせくした現代において、
おまえはなんて大らかなのだ。

早速弾いてみる。
ほほぅ、すばらしい。
スカスカしていた高音域がクリアな音になっており、
全体に響きもスマートになった。
後は、我輩のピアノがもっとブリリアントであればいいのだが。

あぁ、ついでに腕と頭の中も調律して欲しいものだ。
緩んだネジの1本や2本はでてきそうな気がする。

調律士さんが帰ってまもなく、雪が降り始めた。
そんな寒さのなか、600Wのハロゲンヒーターしかない
ダイニングキッチンで、作業にあたってくれた調律師さん。
調律は体を使う作業。
温かすぎると逆に汗をかくんで丁度よいのだそう。
温かい言葉に、我が家の隙間風を忘れるひとときであった。

調律2

88個のハンマーアクションは壮観
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